Canon EOS R 1st レビュー Vol.4 -EVF その2-

EOS R_4

損益分岐点

前回ご紹介したように、Canon EOS RのEVF(電子ビューファインダー)は、その解像度もレスポンスも想像以上に高品質。一眼レフの光学ファインダーに迫るほど良好なユーザビリティーを実現しています。要するに、もうEVFでいいかも…ということ。このように、OVF/EVFファインダーの使用性が損益分岐点に到達すると、次に注目したいのはEVFならではの新たな使い勝手。

進化するファインダー

ファインダーが小さなモニターである、ということは、視覚エリア全てが多機能な情報ディスプレイ。光学ファインダーではできなかったことが、電子式ではいとも簡単に実現できるのです。例えば、勘と経験に頼っていた露出補正のコントロールについて。一眼レフでは、撮った後すぐに背面液晶で露出の補正結果を確認していました。しかしOVFならば背面液晶でいちいち確認するまでもなく、ファインダー内ですべてが完結。もちろん被写界深度の度合いについても同様。ソニーα7やα9ではすでにお馴染みですが、やはりこの進化って凄いこと!

低輝度

また、暗所撮影の場合、OVFでは真っ暗で見えづらいような被写体も、ISO感度を上げればファインダー内の像がグッと明るく浮かび上がります。この現象も、理屈は分かっていてもやはり新鮮。長年光学ファインダーを使いなれた一眼レフユーザーにとってみれば、ちょっとした魔法のよう。

EV

こうした進化はまるで、電子化技術の全てが自動運転へと向かっている自動車のように、エレクトロニクスの進化が製品を革新する。ミラーレス一眼も、まさに今その途上にいるのだと考えます。フィルムからデジタルへ、そしていまミラーレスへと一眼は生まれ変わろうとしています。
>>> 次回 Canon EOS R 1st レビュー Vol.5 -インターフェース-
<<< 前回 Canon EOS R 1st レビュー Vol.3 -ショートバックフォーカス-
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