“花”を写す。 -マクロレンズで撮る その③ 被写界深度-

大正浪漫

ピントの膜

マクロレンズを使った接写では、ピント位置の選び方がとても大切。以前にも申し上げた通り、
絞り解放で撮影する場合、ピントエリアは極薄の膜。”ピント”というサランラップの膜を被写体に
合わせていくような感じで、下図でいえば、花にかかった赤線部分にあたる限られた面なのです。

パターンA_

被写界深度

このように被写界深度(焦点が合って見える範囲)の浅さを生かして、背景をぼかし、花の美しさ
を際立たせるのが定番の方法。タイトル写真のダリア“大正浪漫”の妖艶な雰囲気の花びらに焦点を
当てて、背景を思い切りぼかすことで、主役を浮かび上がらせています。この場合は特徴的な
花びらにピントを合わせていますが、通常、”花の瞳”ともいえるめしべに合わせるのが定石です。

深度の変化を意識する

被写界深度は、焦点エリアから外れていくほど、ぼけ具合が増していきます。その特性を意識する
と、例えば下の写真のように、葉の高さごとに段々とぼけていく面白い効果を演出することが可能。
ピントの位置を考えるだけでなく、焦点から外れたエリアの状況も意識する事で、新たな表現方法
も生まれてくるのです。

ホンコンカポック

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<タイトル写真> f/2.8 1/320秒 ISO100 露出補正+0.7
Canon EOS 6D レンズ: TAMRON SP AF90㎜F2.8 Di MACRO1:1 90㎜
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>>> “花”を写す。 -マクロレンズで撮る その④ 角度-
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