Just ear −サウンドレポート:音質設計−

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カスタムの理由

MDR-EX1000やXBシリーズなど、ソニーで数々のイヤホン/ヘッドホンを手がけてきた
松尾伴大氏が、ソニーから離れて”Just ear”ブランドを立ち上げ、敢えてカスタムイヤホンの制作に
乗り出した背景とは?それは、松尾氏が考える理想の音を、少しでも多くの人に共有してもらい、
より良い音を感じてもらうため。

耳の構造

松尾氏が音のエンジニアとして最も拘るポイント。それは、最新のドライバーユニットや高性能な
メカではありません。人間の耳の形と基本構造に基づいて形作る、イヤホンの音質設計そのものが
最も重要なのです。いい音を鳴らすための音質構造の肝、それは外耳道の入り口のカタチ。

斜め上

人間の耳の穴の形、つまり外耳道の入り口の形を見ると、誰もが皆同じ方向に曲がっています。
写真(公式サイトより引用)を見て分かるように、正面から見てやや斜め上。例えば市販品の
イヤホンの場合、多くの人の耳穴の大きさや形に対応するよう、半球形の丸いイヤーピースを
使用しています。その場合、音の向きが水平真横に向くため、斜め上方向に傾いた外耳道の
壁に当たって反響してしまい、いい音がストレートに鼓膜へ到達しないのです。

耳へのフィット感とその代償

音の出口を外耳道と同じ斜め上の方向に正しく向けることで、曇りのない音の抜けを作り出すのです。
これが、耳の形にフィットするカスタムタイプでしかできない音質設計のコア部分。ただし、シェル
は耳に沿う立体的な形のため、装着するには半回転させながら本体を耳に入れ込む必要があります。

ダブルレイヤーフィットシェル

一般的なカスタムイヤホンの場合、シェル全体がハードプラスティックで作られているため、装着の
際や使用時、耳に痛い場合があります。Just earでは、このデリケートな箇所への当たりを優しく
する為、硬い樹脂性の外観部分とは別に、ソフトなタッチの樹脂を先端部に用いて、一体で成型
しています。この作りとフィット感、数あるカスタムイヤホンメーカーの中でもJust earだけ!
>>> 次回 Just ear −サウンドレポート:音像−
<<< 前回 Just ear −サウンドレポート−
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