OLYMPUS PEN Fの魅力 ⑨

東大寺
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東大寺 五百立山(いおたちやま)

この日、奈良 東大寺の境内には、朝から霧が立ち込めていました。一年を通して、こんな機会はなかなかありません。すぐにOLYMPUS PEN Fを手にして、靄の立ち込める境内を散策し始めました。写真は、大仏殿参道の左手、五百立山(いおたちやま)へと向かう石段です。

霧の境内

始めは20m先すら見通せないほど、真っ白な霧が辺りを覆っていたのですが、参道を歩いている頃には徐々に晴れてきて、この石段まで来た時には奥の神社の向こうへと、靄がスゥーっと消えていくところ。早くシャッターを切らないと、と露出を合わせ、慌てて撮影。

絵画的描写

ご覧の通り、結果はややピンボケ。しかし、仕上がった写真を見てみると、この絵画的な描写を思わせる、幻想的な画に。焦点は画面中央の緑の葉に合わせたのですが、靄のせいなのか、浅い光のせいなのか、全体に紗がかかったようなソフトフォーカスな仕上がり。これにZuikoレンズ F.Zuiko Auto-S 1:1.8 f=38mmの味が加わり、デジタルでは表現できない描写が生まれました。フィルムの粗い粒状感が見事にマッチしています!
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OLYMPUS PEN F レンズ F.Zuiko Auto-S 1:1.8 f=38mm
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