RICOH GR III レビュー Vol.11

二月堂の階段 2
カメラ・レビュー

モノトーン

RICOH GR IIIのカタログには、魅力的なモノトーン写真が数多く掲載されています。そのせいでしょうか、実際にGRを手にしてみると、なぜかモノトーンで撮りたくなるのも事実。スナップショットに強いGRの性格がそうさせるのも一因ですが、実際モノトーンで撮った写真が、カラーとは違う別の魅力を持った写真に仕上がるのです。

陰影

こちらの写真の舞台は、東大寺 二月堂の本堂西側の石段。本堂でお参りをした後、石段を下りて行く途中、東から差し込む朝日が斜めに投影され、石段の上に印象的な陰影を創り出していることに気付き、振り向いてシャッターを切りました。

イメージコントロール

GR IIIの場合、モノトーンで撮影するための手順が非常に簡単。電源を入れた後ADJレバーを押し込むと、第一階層にイメージコントロール設定があります。そのままホイールを回してモノトーンモードに合わせるだけ。3ステップでモノトーンに設定できるので、同じシーンであってもカラーとモノトーン、両方撮影するのも苦になりません。

モノトーンの種類

またモノトーンの種類が選べるのも魅力の一つ。通常のモノトーン(BW)に加え、ソフトモノトーン(soft BW)ハードモノトーン(hard BW)、ハイコントラスト白黒(Hi BW)があります。ちなみに今回撮影した写真の設定はハードモノトーン。石段の上に落ちた陰影が、リズミカルかつドラマティックに写し出されました。
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F3.5 1/500秒 ISO100 露出補正-1
RICOH GR III レンズ:18.3mm (35ミリ判換算で約28mm相当)
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