RICOH GR III レビュー Vol.2
カメラ・レビュー
身軽さ
RICOH GR IIIを手に、お気に入りの場所へふらりと出かけました。行き先は東大寺。いつもならカメラバッグに一眼ミラーレスと標準ズーム、三脚は持ち歩かないもののサブバッテリーと交換レンズを入れて歩き回るのですが、半日もすると体の反応が鈍ってきます。しかし今回はあえてGR IIIのみ。写真を撮るのががこんなに身軽にできるとは!体が身軽になると、心も身軽になるというのは本当でした!
二月堂の絵馬
東大寺の東側、二月堂に足を向けて気になる被写体をパシャパシャ撮影。そんな中、本堂脇にある絵馬を見ると、その絵がかわいい!本堂の屋根下に吊ってある灯篭のイラストが描いてある灯篭絵馬です。GR IIIのレンズは単焦点。ズームはできないのでフレーミングは本体を前後させて決めます。しかしカメラ自体が軽くて小さいので、ズーミングするより素早いとも言えます。
陰影と質感。
灯篭絵馬を被写体に、様々なアングルで三つのショットを撮影。そのうちの一つがこちらの写真。朝の光が作り出す微妙な陰影を、柔らかいトーンで描き出し、絵馬の乾いた木の質感を忠実に表現。風に揺れて絵馬同士が当たった時の木の音まで聞こえそうな、素直でリアルな描写力です。
なるほど、これが単焦点にこだわり続けたGRレンズの驚くべき光学性能。確かな説得力があります。
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F2.8 1/40秒 ISO100 露出補正+-0 RICOH GR III レンズ:18.3mm (35ミリ判換算で約28mm相当) RICOH GR III レビュー |
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