SONY Signatureシリーズ IER-Z1R Vol.2
オーディオ・レビュー
壁の向こう
IER-Z1Rが目指すべき音質のテーマは”空気感の実現”。つまりこれは、音質を超えた情緒の世界。自ら掲げたこの高いハードルをクリアするために、まずはコストターゲットという壁を取り払いました。その中で実現すべきは、音の広がり、透明感、臨場感、静けさ。
匠の技術
この抽象的な概念を”音”という形に落とし込むためには、従来の汎用品の組み合わせでは実現できません。そこで今回、IER-Z1Rの音の心臓部となる新しいキーユニットの設計に取り掛かりました。”設計→試作→試聴”のサイクルを何度も繰り返す中で、なくてはならなかったのが、様々な素材を加工製造するための匠の技。
太陽工場
その匠の技とは、メイドインジャパンでなければ作ることができない精密加工技術のこと。こだわりのクラフトマンシップに支えられて製造されるIER-Z1Rは、大分 ソニー・太陽株式会社で行われています。ここでは同じくSignature Seriesであるオーバーイヤーヘッドホンの最高峰、MDR-Z1Rを筆頭に、MDR-EX1000やXBA-Z5などの名機も製造されています。
次回はいよいよ、キーユニットに採用された新しい製造技術の秘密について。
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