椿寿庵(ちんじゅあん) ~日光(じっこう)~
ポロのフォトログ
唐子咲き
全身を紅く染めた花の中心に、大きな花弁のぼんぼりをつけた椿。名前を「日光(じっこう)」。
このまあるく膨らんだ花芯は葯(花粉の入った袋)と言います。その袋が小さな花弁に変形した
椿の事を”唐子咲き”と呼ぶそうです。
紅唐子
したがって、花も葯も全てが紅い唐子咲きの日光は、別名「紅唐子」と呼ばれています。しかし
よく見てみると、花の中心、葯の中から小さく雌しべの先端が顔を覗かせているのを発見!
つづら折りで複雑に折りたたまれた花芯の渋い表情に似合わず、可愛らしいアクセントです。
日光
日光と言えば月光。薬師如来を左右で支える日光菩薩・月光菩薩が思い出されます。日光菩薩は
別名、日光遍照菩薩。太陽の如く光を照らして苦しみの闇を消すといわれています。そういえば
この椿の日光。どこかそんな優しさと温かさを感じさせる、ありがたい姿をしていませんか?
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f/4 1/50秒 ISO100 露出補正-0.3
Canon EOS 6D レンズ: TAMRON SP AF90㎜F2.8 Di MACRO1:1 90㎜
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>>> 花鳥風月、奈良色。
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