上海 里弄(リーロン) その1

里弄
スナップ in ワールド

低層集合住宅地

上海の市内を歩いていると、1〜2階建ての低層集宅が通り沿いにびっしりと並ぶ中、家と家との
間に、鉄柵の門が設けてあるのを見ることがあります。昼間は大抵半開きになっているので、その
奥を覗いてみると、何やらごちゃごちゃとした細い路地が、奥の方まで伸びているのが見えます。

里弄(リーロン) 

これは上海で里弄(リーロン) と呼ばれている低層集合住宅地の入り口。里弄を俯瞰してみてみると、
通りに囲まれた四角い1ブロック全体が、1階建てから2階建ての続き長屋でびっしりと埋め尽く
されていて、その内部の裏路地が碁盤の目のように交差している作りになっています。
里弄_1

鉄の門の中

上海市内に住んでいる地元の人に聞いてみると、里弄の中はただの団地みたいなもんだよ、と言う
ので、ちょっとためらいながらも里弄の鉄門の中へ入ってみました。写真はその中の路地です。
住宅そのものは石やコンクリートなどで作られていますが、その構造は長屋と同じく隣同士の壁を
共有した続きの共同住宅。多くの人達が暮らしているようで、この通り色濃い生活感で溢れています。
突然現れた外の人間に対して警戒する様子もなく、地元上海庶民の暮らしが営まれているのでした。
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f3.5 1/160秒 ISO200 露出補正-1
SONY NEX-5 レンズ:E18-55mm F3.5-5.6 OSS 18㎜
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