SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2 レビュー Vol.6

MOMENTUM True Wireless 2_8
オーディオ・レビュー

第三の軸

前回ご紹介の、縦軸に音域(高音域/低音域)、横軸に解像感と音場を設定したこの四象限グラフ。このグラフには無い、私がMOMENTUM True Wireless 2をプッシュする理由として追加した、もう一つの軸とは?

アナログとデジタル

それは、アナログとデジタルの軸です。ここで言うアナログとは音楽を感じる臨場感のこと。そしてデジタルとは正確な音の再現性の事。グラフにすると下図の通り。

この図で、デジタルの側に最も近いAir Pods Proは、個々の音の再現性に長けていて、とても聴きやすくスマート。様々な環境下でも一定のクオリティを担保する、フラットなサウンドを提供しています。

一方、MOMENTUM True Wireless 2は、楽器同士やボーカルとの間に音の連続性があり、音楽のライブ感や空気感があります。それは原音再生とはまた違うある種の生々しさであり、SENNHEISERがこだわる独自の音作りでもあります。

音を楽しむ。

MOMENTUMシリーズの音を聴くと、なぜか音楽に没入する自分に気付くことがあります。純粋な音の再現性で言えば、もっと繊細な音を奏でるメーカーもあれば、もっと深みのある音を表現するメーカーもあります。しかし、一度聴いただけで音楽が楽しいと感じるメーカーは、そう多くはありません。

音楽とは、”音”声と”楽”器が発する音のこと。そしてそれを楽しむこと。これを守り、実践し、作り続けているのが、SENNHEISERなのです。
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