金沢 長町武家屋敷跡 野村家
ポロのフォトログ
長町武家屋敷跡
加賀藩で代々奉行職を歴任してきた藩士、野村伝兵衛信貞。当時は一千坪もの広さを誇った屋敷で
あったそうですが、現在、武家屋敷の保存地区内に移築され、その屋敷跡を公開している野村家。
非公開の屋敷が多い中、長町武家屋敷跡で唯一邸宅の中まで拝見できる、とても貴重な場所です。
苔の緑
屋敷の中へと入り、説明員の方から「上段の間」や「謁見の間」の内装の装飾など、詳しい説明
を受けながら進んでいく途中、ふと回廊の外を見てみると、無造作に置かれた庭石の苔の緑が、
なんとも目に鮮やか。しかしよく見ると、その苔の上に何かサインが彫り込んであるのを発見。
目印
聞いてみると、これらの庭石はこの庭のために設えたものではなく、かつて金沢城を作る時に
使用した石垣の一部を持ってきたのだそう。このサインは、石垣工事の際に必要とした様々な
目印なのです。そして今、その刻印を、敢えて見せるように庭石を配置。そのおかげで、深みの
ある日本庭園の光景に、リズミカルで軽快な空気感が加わった洒落っ気に、心が惹かれました。
>>> まち、あち、こち。
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f/5.6 1/50秒 ISO200 露出補正+-0
Canon EOS 40D レンズ: EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM 30㎜
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