RICOH GR III レビュー Vol.12

GR III_6
カメラ・レビュー

デザイン

RICOH GR III のデザイン。初代GRから脈々と続く、この無骨とも言える独自のスタイルを一言で言い表すならば、それは”道具の本質”という言葉に尽きるでしょう。コンパクトカメラの本質とは何か?自問自答を繰り返しながら導き出された外観デザインには、一切の無駄がありません。

佇まい。

無駄のない道具には、独自の佇まいがあります。もちろんGR IIIもそう。机の上に置かれたその姿を見ているだけで、ふと撮りたくなる。使いやすさを追求したデザインだからこそ、写欲を刺激するのは当たり前とも言えますが、正にこれこそがGR III のデザインの魔力。

トランプ

写真家 内田ユキオさんは、「GR IIIのサイズはトランプと同じ。」と言っていました。GR IIIの縦横比が約109.4mm×61.9mmに対して、ポーカーサイズのトランプが約89mm×63mm。長手の寸法はGR IIIがやや長いものの、確かに手に握った時のサイズ感はほぼ同じ。

馴染むカタチ

手の中で自在に操るための使いやすさを追求して生まれたトランプと同サイズということは、GR IIIは初めから手に馴染むカタチをしているということ。なるほど、だから何気なく手に取りたくなってしまうのだ!と、納得。そして次の瞬間には何か撮りたくなってしまうのがGR。これはリコーのエンジニアの作為か?無作為か?
>>> 次回 RICOH GR III レビュー Vol.13
<<< 前回 RICOH GR III レビュー Vol.11
<<< 製品レビュー

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。