Canon EOS R5 1st レビュー Vol.1

EOS R5_3
カメラ・レビュー

先行展示・予約体験

Canon渾身のフルサイズ・ミラーレスの誕生ということで、数々の話題をさらっているEOS R5。

発売前にもかかわらずすでに入手困難な状況のようですが、未だに実機を見ることも触れることもできません。しかし現在、全国のキヤノンショールームでは、人数限定/抽選による事前予約制という形で、「EOS R5&EOS R6先行展示・予約体験」が行われています。私は運良く2回目の抽選に当たり、昨日7/18(土)に実機に触れてきました。

15分間

体験時間はジャスト15分間。徹底した消毒対策の後、EOS R5、EOS R6、そして9月発売予定のRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMや10月発売予定のRF85mm F2 MACRO IS STMも体験可能。

まずは展示されたR5から試してみました。装着されていたレンズはRF24-105mm F4-7.1 IS STM。非常に軽くてコンパクト。取り回しが良くサイズも手頃なので、日常使用にぴったりのスタンダードレンズです。

ホールディング

R5を手にしてまず最初に感じたのが、思いの外軽い!ということ。歴代5シリーズの硬質な重量感をイメージしていましたが、コンパクトなレンズとの組み合わせということもあり、とにかくライト。

EOS Rに近い本体サイズで手の収まりも良く、肝心のグリップ感についてはキヤノン伝統の、全くストレスを感じさせない自然なホールディング。

シャッターフィーリング

いい意味で身近に感じた新たな5。しかしその裏に秘めた本当の凄さを感じたのは、シャッターを切った瞬間です。

ミラーショックを極限まで抑え込んだ、メカの極致を感じさせるEOS 5Dとも違う。新世代ミラーレスの抑制の効いた切れ味のあるEOS Rとも違う。全く新しいシャッターフィーリング。

感性価値

シャッターを切った瞬間に感じる、エレガントな指へのフィードバックと、直後に伝わる”チッ”とした金属的な硬い応答。まるでシルクとダイヤモンドが一体化したがのような、これまで体験したことのない感触。

数値でも言葉でも表しがたい、こうした感性価値についてはなかなかコストをかけづらい時代ですが、カメラと人とをつなぐ最も大事なインターフェースの一つであるシャッターの中に、新しい発見とこだわりの提案が組み込まれていました。
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