1000XM3_2

コーデックの問題

今回、WF-1000XM3が採用した音声圧縮変換コーデックはSBC、AAC。あれ?今時のトレンドは、aptX、またはソニーのハイレゾ対応LDACでは?この疑問をソニーストアのスタッフに聞いてみると次の通りの回答でした。

aptXはAndroid対応、LDACはウォークマンなどのソニー機器が中心。多くの人がスマホで音楽を楽しんでいる中、スマホのOSに縛られたり、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)に依存することなく、気軽にスマホで高音質を楽しむためには、SBC、AACの圧縮音源を機器側でアップスケールする方が正しいのでは、との判断。

スタミナ性能

そしてこのコーデックの問題はスタミナ性能とも絡んでいます。ハイレゾ音源を圧縮伝送するLDACの場合、SBC、AACよりもバッテリー性能を消費するため、連続再生時間が短くなってしまいます。音質を犠牲にせず、コンパクトさを失うことなく、驚異の6時間再生というスタミナ性能を実現させたこと。これこそが新型WF-1000XM3の魅力なのです。

 ノイキャンの進化

ノイズキャンセリング機能は確かに進化していました。現行機種のWF-1000Xでもノイキャンは搭載されているものの、静音性能が若干物足りませんでした。しかし、今回先行展示されていたWF-1000XM3を聞いてみると、その進化は歴然!ソニーが誇るノイキャン番長 WH-1000XM3譲りのプロセッサーが搭載されているだけあり、ノイキャンモードに切り替えると、周りのノイズがスッと消えていきます。そこには不自然な音圧や籠り感などはありません。この上質感に満ちた静音性を実感し、完全ワイヤレスイヤホンでもここまで来たか…と、唸らされました。

音質

そして、なんといっても音質です。DSEE HXによる”ハイレゾ級”の音質とは?

セット展示されていたXperia 1と繋いで、宇多田ヒカルの「あなた」を聴いてみました。ノイキャンによる静音性のおかげでオープニングで聴かせるピアノソロの音がクリア。そのあとに続くボーカルの明瞭度、定位性もなかなかです。Android+SBCの組み合わせはわかったので、次に手持ちのiPhone+AACで聴いてみました。同じく女性ボーカルで、Shanti Snyderを聴いてみると、やはりボーカルの描き方はとても上質。”ハイレゾ級”の称号もあながち嘘ではありません。

J-POPは?

続いて安室奈美恵のCan You Feel This Loveを聴いてみると、意外なことに電子サウンドのキレに元気がありません。音全体が一塊になってやや単調な印象です。J-POPはソニーが得意とする音楽ジャンルのはずなので、このサウンドは少々残念。週末発売の製品では、仕上がりのバージョンが異なる可能性もあるので、展示品の音で即断するのはよろしくはありませんが、気になるポイントです。

とは言いつつ、あらゆる場面で想定以上の進化を遂げたWH-1000XM3。今回もまた、しばらく品切れが続きそうな予感です。

<<< 前回 SONY WF-1000XM3

 

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