“花”を写す。 -マクロレンズで撮る その②-

薔薇とクマバチ

花のそばにいる仲間

マクロレンズで花を撮影するようになると、被写体となる主役の花の周りには、たくさんの仲間が
いることに気が付きます。春になれば蜜を吸いに。雨になれば葉の上に。
そうです、花と共に暮らす昆虫たちのことです。

昆虫の世界

肉眼では見ることのできない、クローズアップで見る昆虫の世界もまた新鮮な驚きに満ち溢れて
います。幾何学的な配列で整然と並んだ複眼の表面や、しなやかに形状を変化させる軟体部、長く
伸ばした大触角の透き通る質感など、撮影した画像を拡大してみると、驚くような発見がたくさん。

動きを読む

そんな小さな役者たちは撮影中、思う通りに動いてはくれません。時には待ち、時には先の動きを
読む必要があります。特に蜂や蝶などの場合は瞬間が命。連写モードにして、シャッタースピード
もできるだけ上げておきます。AIサーボでは早い動きについていけないので、ピントは置きピン。
狙い定めたピントエリアに入った瞬間、迷わず連写。あとは全て時の運しかありません。

クマバチと薔薇

そして撮れたのが、このクマバチと薔薇。クマバチが蜜を吸い終えて、薔薇から出てきた瞬間を
高速連写で押さえました。クマバチがその視線を集中させて、正対する薔薇の中心部に意識を
フォーカスしている様子が見て取れます。

カタツムリの場合

梅雨時期に出会えるカタツムリの場合、これはひたすら待ちの姿勢です。背景に紫陽花の色を溶け
込ませつつ、画面の中の配色バランスを考えます。じわじわと移動するカタツムリの行く先を読み
ながら、その動きに合わせてアングルを絞っていきます。そして大触角を大きく伸ばした瞬間!
撮影に成功!こちらもクマバチ同様、一瞬のタイミングを逃さぬよう、じっと息を潜めているので、
緊張感は半端ありません。数多くの失敗写真を積み重ねてこその、花と昆虫のマクロ撮影なのです。

あじさいとカタツムリ

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<タイトル写真> f/2.8 1/1000秒 ISO100 露出補正+-0
Canon EOS 6D レンズ: TAMRON SP AF90㎜F2.8 Di MACRO1:1 90㎜
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