白露地の庭

白砂のみ。

京都 妙心寺の塔頭、東海庵に訪れたのは2013年の冬。12年ぶりの特別公開ということで、東海庵
とっておきのお庭が見られるとのこと。山門をくぐり方丈へと足を運ぶと、目の前にしつらえてある
その庭は、一面ただ白砂のみ。草木はおろか、石すら無いという究極の“無”の枯山水。
いや、この作庭様式は果たして枯山水と呼べるのかどうか…。

直線のみ。

間の前に広がる水平のパノラマには、東西へ向かってただ一直線に引かれた砂紋のみ。その理由を
聞くと、禅の最中、思考を妨げる一切の無駄を取り払ったためと言われています。その庭の名前を
白露地(はくろじ)の庭。あまりにもシンプルな虚無の世界。出会いのインパクトは大です。

静寂のみ。

あるべきはずのものが一切無い、という新鮮な驚きに加え、喧騒のない静かな空間。物質を廃した
無空間を注意深く見ていると、そこには存在するものが確かにあるのです。それは、光と影。
借景となる塀の向こうにある緑樹の影が、朝の斜光に照らされてのびた影が白砂の上に落ち、日の
高さに伴って静かに移動してゆきます。ゆるやかな時の流れが、確かにそこに見えたのです。
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f11 1/125秒 ISO100 露出補正+0.3
Canon EOS 6D レンズ: EF24-70mm F2.8L II USM 24㎜
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>>> 妙心寺 東海庵 「東海一連の庭」
<<< 妙心寺 東海庵 「用の庭」
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>>> 古都、京都の雪月花。

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