Canon EF24-70mm F2.8L II USM レビュー
標準ズームレンズの最高峰、EF24-70mm F2.8L II USM。
新時代に対応した、キヤノンの標準ズームレンズのトップに君臨、EF24-70mm F2.8L II USM。
度重なる発売延期に加え、ようやく発売日を迎えた当初は大変な入手困難で、信じられないこと
ですが、事前予約から手に入れるまで一年近く待たされました…。
愛すべき、クセ玉。
EOS 6Dの標準ズームとして、2年ほど使用してきて思うのは、フルサイズ・オーナーに対して、
「誰をも満足させる、素晴らしいお勧めレンズです!」と手放しでは言えない、なかなかの
クセ玉であると言えるのです。
なぜか?
手ブレ補正機構、レスの選択。
重い、大きい、口径がデカイ、というのは致し方ない条件です。しかし、IS(手ブレ補正機構)が
無いのは大きなハンデです。もちろん承知で購入したのですが、元々手ブレにはシビアにならざる
を得ないフルサイズセンサーの場合、手ブレ補正が無いとこれほどまでに撮影に神経を使うのかと、
今もって実感しているのです。従って「普段遣いにもぴったりで、気軽なスナップに持って来い!」
なレンズとはおよそ言えません…。
…では一体何がいいのか。
日陰と順光の魔力。
このレンズ、日陰と順光で、ある条件が揃うと、恐ろしい程濃密な画を描くことがあるのです。
その引き込まれるような色彩は、まるでLレンズの単焦点のよう。
常に正しい画を正確に描写する優等生とは違い、日頃はなんとかなだめすかしながら相手を
していると、突如魅惑の画を写し出してくれる、ツンデレな雰囲気を持った魔女的なレンズ。
その魔性の画とはどのようなものなのか? ご紹介していきましょう!
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