CONTAX T2 レビュー Vol.10

イルミネーション
CONTAX T2

夜景

1990年に登場したプレミアムコンパクトカメラ、CONTAX T2。それから30年が経過した今、改めて見るCONTAX T2の描写力とは?そこで今回は、敢えて光量の少ない夜景を撮影して、Carl Zeiss Sonner T* 38mm F2.8の実力を確認してみました。

イルミネーション

美しい夜景といえば、イルミネーション。年末恒例、新宿ミロード モザイク通りのイルミネーションを撮影しました。この年はブルーとホワイトがメインカラー。白いツリーに飾られた白銀のオーナメントを中心に、開放絞りでシャッターを切ります。

リアリティー

データに変換した写真を画面で見てみると、撮影したあの時の青の色が、非常に印象深く鮮明に描き出されていました。また、ツリーの中から光るLEDにはどこか温かみがあり、デジタルの描写とは異なる情緒的なリアリティーが感じられます。

玉ボケ

CONTAX T2は美しいボケを作り出すために、絞りには7枚羽根を採用。そこで写真の背景に目を移すと、確かに小さなLEDの一つ一つの光が綺麗な玉ボケになっていて、イルミネーションの繊細な美しさを邪魔することのない、心地よいアクセントを加えています。

光が少ない夜景でも、ここまで色乗りがいいんだ…、と素直に感心。人口の光なのに、生命感を感じさせる不思議な描写力。それがT2の魅力なのです。
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