CONTAX T2 レビュー Vol.5

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CONTAX T2

佇まい。

四半世紀以上も前に発売されたフィルムカメラなのに、当時の定価 12万円という高値で再び中古取引されているという、CONTAX T2。なぜ今また?数ある理由の中でも、最も大きな魅力の一つがこのデザイン。コンパクトな躯体ながらも凛とした佇まい。机の上にポンと置いただけで、周りの空気が柔らかくなる独自の存在感。

3つのタッグ

京セラが本体、カールツァイスがレンズ、ポルシェデザインがデザインを担当して生まれたCONTAX Tシリーズ。この3社のタッグによるモノづくりはT2にも引き継がれます。T2では、基本性能の進化に合わせてデザインも大きく変わりました。スクェアなプロポーションに近かった初代Tから、ストロボやAF、本体収納レンズ構造などを搭載し、横長長方形のシルエットに変更。

ロングライフ

 カメラを構えた時の安定感や水平軸の取りやすさなど、写す道具としての本質が形に現れた王道のシルエット。作りもレンズも確かな品質だからこそ、ずっと使い続けられるという安心感はもちろんですが、時を超えてもその魅力を失わない高品位なデザインこそが、今に至るT2の評価なのです。
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