CONTAX T2 レビュー Vol.7
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ワンフィンガー
CONTAX T2の操作性を一言で言えば”ワンフィンガー・オペレーション”。マニュアルフォーカスだった初代CONTAX Tから各部の操作が自動化され、基本的な撮影なら構えて回してシャッターを切るだけ。電源投入から撮影まで親指一本でサクッと写せるのです。
メインダイヤル AF(オートフォーカス)モード
天面部の右端にあるのがメインダイヤル。カチッと回すと電源オン。AFモードに入ります(緑色のAF)。シャッターを半押しし、ファインダー内でピントの合焦サイン(中央下の緑丸)を確認したら、そのままシャッターを切るだけ。最も手軽に撮影できるモードです。
メインダイヤル マニュアルフォーカスモード
メインダイヤルをさらに回すとマニュアルフォーカスモード。無限遠からレンズ前最短70cmまでの距離固定で撮影する手動モードです。フレーム内の被写体位置が中心でない時や、ピント位置をあらかじめ固定したい時などに使います。
AE(自動露出)
露出の設定はレンズ鏡筒部分の絞りリングで行います。f2.8(緑色の2.8)でプログラムAE、f4以降は絞り優先AEで露出制御。
露出補正
自分の意図する画づくりには欠かせない露出補正は、天面左側のダイヤルで行います。+−それぞれ0.5刻みで、最大2.0まで補正可能。歯車形になった溝に爪を軽くかけてカチカチ回す感じ。露出補正中はファインダー内に+−マークが表示される(補正数値は表示されません)ので、戻し忘れの防止になります。
シンプルさへの意志
撮影手順をできる限りシンプルにして、作品づくりに集中する。ダイヤルの厳選も、必要な機能の取り捨ても、作り手の強いこだわりと意志によるものですが、このシンプルで明快な力強いデザインを眺めていると、正にその意志を感じるのです。
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