ボケの種類 ⑤ -前後ボケについて-

やぎ
Camtips

前、後ろ、そして前後

焦点を合わせた被写体を周囲から切り離して、背景から浮かび上がらせる効果の”後ボケ”。優しい
眼差しで被写体を見つめる効果を狙う”前ボケ”。それでは、ピントを合わせた被写体以外、前も
後ろもどちらもボカして見せる”前後ボケ”の効果とは?

一点に。

被写体の前後がボケると、主役を取り巻く周囲の要素すべてが焦点から外れる為、視線をただ一点
に集中させる効果があるのです。主役を背景から引き立たせる”後ボケ”に似た写真表現の一つです
が、より明快に主役のみを切り出す場合に用いるのが”前後ボケ”です。

スポットライト効果

たとえば、主役の前後に並ぶ同系統の要素の中で、自分がピックアップした被写体はコレ! と、
強調したい場合に用いるのが前後ボケ。いわゆる”スポットライト効果”で視線をピンポインで誘導
するのに適しています。こちらの写真を見れば、その効果は一目瞭然ですよね!
前後ボケ_2_2

--------------------------------------------
< タイトル写真 > f3.5 1/2000秒 ISO100 露出補正+0.3
Canon EOS 6D レンズ: EF70-200mm F2.8L USM 200mm
--------------------------------------------
<<< ボケの種類 ④ -前ボケについて-
>>>ボケの種類 ⑥ -玉ボケについて-
--------------------------------------------
>>> Camtips 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。