上海 里弄(リーロン) その3

里弄_3
スナップ in ワールド

租界時代の住宅

上海環球金融中心や上海中心といった、近代超高層ビル群が立ち並ぶ現代の上海において、今でもなお庶民の暮らしぶりを伝える集合住宅が残っています。租界時代(〜1945頃)に造られたコンクリートやレンガ造りの長屋、里弄(リーロン)です。

緑色の鉄門扉

里弄の入り口はちょっと分かりにくく、精肉店や煎餅(チェンピン:クレープ状のファーストフード)の店が立ち並ぶ通りの中央辺りにある、緑色の鉄門扉がそれ。昼間は開いていることが多いので、そのまま中へと入るとこのような暮らしぶり。

上海長屋

早い話、上海の長屋です。二階建てのコンクリート造りの住居が、隣同士同じ壁を共用して住んでいる文化住宅(?)といった風情。狭い路地には電動バイクや自転車などが雑然と置かれ、住宅をまたぐ電線なども縦横無尽。さらには住宅同士をつなぐ鉄枠を物干しに使っていることもあり、タオルや下着が上から下がっていることもしばしば。

里弄の中は、上海庶民の生活がそのままの姿で映し出されている、どこか懐かしい場所なのです。
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f6.3 1/80秒 ISO200 露出補正-0.7
SONY NEX-5 レンズ:E18-55mm F3.5-5.6 OSS 22㎜

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