ウォークマン「NW-ZX500」開発担当者トークショー Vol.4

WM-ZX500_6
オーディオ・レビュー

本体サイズ

現行モデルNW-ZX300と同じ外形寸法のまま音質性能は進化させる、という設計方針のもと進められたNW-ZX500。その結果、幅、奥行き共に外形寸法は全く一緒でしたが、唯一高さ寸法だけは、119.5mm から121.8mmに延長されています。

液晶サイズ

その理由はディスプレイ。3.1型から3.6型へ大型化されたため、本体高さ寸法だけは2.3mm伸びてしまいました。しかし、本体幅と厚みはZX300と全く同じ。ならば、断面形状も同じかと思っていましたが、実はそこに細かいデザインの微調整が施されていました。

側面カーブ

まずは正面画像(写真下側)を見てください。液晶サイズが大きくなっているので、当然ディスプレイの横幅も広がっています。このフラット面の横幅拡張に伴い修正したのは、両サイドのラウンド形状。

手の感触

ZX300はトラック楕円の上端を水平カットした形状(写真上側の上)。シンプルで持ちやすいデザインでしたが、これでは液晶画面が入りません。そこで、手に持った時の感触を損なわないよう微妙に断面カーブを調整し、広がったフラット面へとつなげているのです(写真上側の下)。

おそらく手にした誰もが気付かないような、細かい形状修正。大きくなった画面と持ちやすさを両立させるための、静かだけれど大切な配慮。華やかではありませんが、それもデザインです。
>>> 次回 ウォークマン「NW-ZX500」開発担当者トークショー Vol.5
<<< 前回 ウォークマン「NW-ZX500」開発担当者トークショー Vol.3

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。