Canon EOS R 1st レビュー Vol.3 -ショートバックフォーカス-

EOS R_2

ミラーボックス・レス

ミラーレス・カメラには、当然ミラーもミラーボックスもありません。従って、一眼レフにとっては必要不可欠なその空間と体積を、大幅にカットすることが可能です。つまり、カメラ本体の厚みも重さも大胆にスリムアップできるのがミラーレスの利点。しかもそのスリムな構造は、レンズの光学性能を大きく引き上げる可能性を秘めています。

ショートバックフォーカス

ミラーボックスが無くなると、レンズの後端と撮像面との距離がグッと縮まります。キヤノンではこの構造を”ショートバックフォーカス”と呼びます。ちなみに現在のEOSのショートバックフォーカスは44mmなのに対して、Rシステムではなんと、半分以下の20mm。

新たな光学設計

ショートバックフォーカスの場合、レンズ自体を撮像面近くに寄せることができるため、特に大口径レンズの光学設計の自由度が大幅に拡大します。つまり、新しいRFマウントのレンズは、より明るく、よりコンパクトに作りこむことが可能になったのです。写真のRF28-70mm F2 L USMもそうして生まれた、RFを象徴する新世代のレンズのうちの一つ。

重量級

これを見て、「ちっともコンパクトじゃないじゃん!」とツッコミを言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、仮に現在のEFマウントで設計すれば、とてつもなくレンズが巨大化して、使えるものにはなりませんでした。とはいえ、口径95mm、重量1430gというその大きさ、その迫力は十分です!

RFマウント

EFマウント誕生から30年以上が経過し、今回、EOS R システムのために新たに生まれたRFマウント。EOS Rと同時発表の4つの新型RFレンズ以降のロードマップは明らかにされていませんが、F2.8通しのLシリーズ、所謂大三元レンズの登場も、そう遠くはないと期待したいところですね。
>>> 次回 Canon EOS R 1st レビュー Vol.4 -EVF その2-
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