RICOH GR III レビュー Vol.3

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カメラ・レビュー

イメージセンサー

RICOH GR IIIの心臓部であるイメージセンサーは、なんと一眼レフの普及機と同じAPS-Cサイズ!手で軽く握れるほどの本体寸法の中に、一体どうやって一眼レフと同じサイズのセンサーが搭載できたのか?GRの最もマジカルでファンタスティックなところです。

GR DIGITAL

2005年に登場したデジタル世代の最初のGR、GR DIGITALのセンサーは1/1.8インチでした。現在のGR IIIのセンサーに比べて1/10程度の大きさしかありません。あれから14年が経過し、今では一眼レフに並ぶ高画質ユニットを手に入れました。これならリコーが誇る伝統のGRレンズの光学性能を存分に表現できるはず。今回私がGR IIIの購入に至った最大の理由がこれです。

24.2M

有効画素数は約2424万画素。同じAPS-Cサイズ搭載のCanon EOS kissシリーズや、Nikon D4桁シリーズ同等の画素数。つまりGR IIIは、缶コーヒーほどの大きさまでギュッと凝縮した一眼レフ/ミラーレスカメラである、とも言えます。ここまで本体サイズを小さくするメリットとは何か?それはズバリ、携帯性です。

シーン

街中を歩いていて、真っ赤な傘をさしている可愛らしい女の子を見かけた時。夕焼け空が思いもよらない幻想的な色彩を描いていた時。「今この瞬間に一眼レフがあったら…」と悔やんだことが何度もありました。だからと言って常に一眼レフを携帯するわけにもいきません。しかし、これからはいつでもカバンの中にGR IIIを忍ばせておけばいいのです。

胸に刻まれたあの美しいシーンは二度と戻ってきません。しかし次からはこの小さなGR IIIが、私の頼もしい味方です。
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