SONY α7 III 1st レビュー Vol.3
ポートレート撮影体験会
ソニーストア 大阪にて、α7 IIIを使ったポートレート撮影体験会に参加しました。講師は写真家
井川拓也さん。モデルはりこさんです。マンツーマンでの詳しい説明と実際の撮影体験を通して、
先進の”瞳AF”がもたらす驚異的な性能を実感できました!
α9譲りのAFセンサー
今回α7 IIIのAFは、なぜ撮像エリアの約93%もカバーするのか?なぜ画面を隙間なく覆い尽くす
693点ものAFセンサーを搭載するのか?オーバースペックとも思えるα9譲りの驚愕機能を採用
した意味が今回の撮影で分かりました。それは、瞳が画面のどの位置にあったとしても瞬時に
キャッチし、その微細な動きに食いついて逃さないためなのでした。
瞳AF
撮影前、背面液晶を見ながら瞳AFの検出具合を見せてもらいました。顔検出の四角枠が出た直後
に小さな枠が瞳の位置に現れます。そのタイミングはまさに瞬時。瞳AFでキャッチされた小枠を
みると右目・左目のどちらか一方。なぜ一つだけなのですか?と聞くと、カメラとの距離が近い方
が先に検出されるから。実際、写真のようなアングルでは、全てが右目にフォーカスされました。
コサイン誤差
瞳AFの隠れた利点の一つに、コサイン誤差(フォーカスロックのためにレンズを振った分、ピント
が微妙にずれてしまう現象)をなくすことでもあります。全域693点がAFポイントの瞳AFならば
レンズを振る必要がないので、構図を決めたらシャッターを即全押し。これだけで瞳にビシッと
ピントが合っているのです。フォーカスの無駄が減り、もうシャッターチャンスを逃しません!
顔認識
更に、本体には顔認識機能も搭載されているので、例えば、子供の顔を登録しておけば、運動会の
徒競走で息子がたとえ最下位でも、ピントは外さないという優れもの。(顔認識機能の精度が
どの程度かは分かりませんが…)狙った瞳を瞬時にキャッチし、必要に応じてAFのフォーカス
エリアをコントロールできる賢い頭脳!これはもう、完全に人の機能を超えています。
これまでは手で確実に瞳にピントを合わせていた写真家の井川拓也さんも、確率が高いということ
で瞳AFに任せているとのこと。プロも信頼するこの機能、確かに実感しました!
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