SONY Signatureシリーズ IER-Z1R Vol.1
オーディオ・レビュー
開発者トークショーにて
2019年03月23日に発売予定の、ソニー渾身のインイヤーヘッドホン IER-Z1R。各カテゴリーで最高峰の製品に与えられる称号、”Signatureシリーズ”として生み出された本製品は、その価格なんと税込みで20万円超え!その音、当然気になります。本日、ソニーストア大阪で、開発者トークショーが開催されたので、早速参加して色々と開発秘話を伺ってきました。お話をしてくださったのは、同社アコースティックエンジニアの桑原英二さんです。
100kHz
IER-Z1Rの音の開発で最もこだわったのが、”空気感の実現”。この表現を現実のものとするために、最も重要なポイントが、100kHzという超高音域の再生。高音域帯はBA(バランスド・アーマチュア)ユニットという常識を覆し、この音の実現のために採用したのは、なんと直径5mmのダイナミックドライバー。
可聴域を超えて
一般的に人間の可聴域は、高音側で20kHzまでが限界とされています。それをはるかに超える100kHzの音はもちろんどんな人にも聞こえません。しかし自然界には純然と存在しています。それをリアルに描き出すことが、空気感を生み出すことだ、というのがこの製品の大きな狙い。ちなみにここまでの高音域になると、BAではインピーダンスが飽和を超えてしまうため音にならない。そのためダイナミック型を採用したそうです。
本当に興味深い話を色々と伺いましたが、本日はここまで。 次回はメイドインジャパンの品質について。
>>> 次回 SONY Signatureシリーズ IER-Z1R Vol.2
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