IER-Z1R_3

ダイナミックドライバー

IER-Z1Rは3つの異なるドライバーを持つハイブリッド型。その音の中核を成すのが直径12mmのダイナミックドライバー。このドーム部に採用されているのがこれまで使われたことがなかった新素材、薄膜マグネシウム合金。これを取り付けるために、何とコーンの中央部分をわざわざ切り落とし、小さなマグネシウムのドームを接合しているのです!

12mmの中の世界

ダイナミックドライバーの直径は12mmなので、その中央部にあるマグネシウムのドームはコンタクトレンズの半分ほどの大きさ。この小さな金属製のドームを全周囲接合する!まるでスイスの精密機械式時計の世界です。これを職人技と言わずしてなんと言うのでしょう。

5mmの中の世界

そしてもう一つのダイナミックドライバーが、超高音域再生を実現する直径5mmのダイナミックドライバー。拡大鏡がなければ見えづらいほどの小さな振動板の形を見てみると、中央のドームが通常の球形とは異なる円錐形をしています。桑原氏にその理由を聞いてみると、これは剛性強度を向上させるためとのこと。

円錐ドーム

あまりにも小さな振動板のために、音の入力に対して強い力が入った時、通常の球形ドームでは変形してしまうのです。そのため断面形状が三角形の円錐を採用。これにより強度は増したものの、円錐の角度によっては音が全く鳴らないことがありました。そこで数多くの角度の円錐ドームの試作を作っては測定し、ついに最適角度の円錐ドームが出来上がりました。

エンジニアでありながら粘り強い情熱家。妥協を許さないクリエイターなのですねぇ…。
>>> 次回 SONY Signatureシリーズ IER-Z1R Vol.4
<<< 前回 SONY Signatureシリーズ IER-Z1R Vol.2

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