SONY WALKMAN NW-ZX100 レビュー −インターフェース−

NW-ZX100_5
オーディオ・レビュー

ハイレゾのデータ容量

さて、改めてハイレゾ(High-Resolution Audio)とは一体?

CD音源ではカットしていた、人間の可聴域を超えている周波数帯の音域を持つ音源の事。更に
音の波形分解をより高密度にすることで、より原音に近いきめ細やかな音の再現が可能になり
ました。しかし、情報量が豊かになった結果、曲あたりのファイル容量は、CD音源と比較して
約6.5倍もの大きさに。一曲あたりで換算すると、なんと約300MB!アルバムになれば3GBを
超える!ファイルの大きさになるのです。ちなみにこのZX100の本体メモリー容量は128GB。
ということは、ハイレゾ音源の場合、本体にはたったの40枚程度しか入れることができません。

microSD

そこでZX100では、本体メモリーとは別に外部メモリースロットを用意。microSD/HC/XC
スロットを搭載。別途128GBのmicroSDXCと組み合わせれば、本体メモリーと合わせて最大
256GBまで拡張することが可能。これならば当分の間容量不足の心配はありません。

管理ソフト

しかしここで一つの問題が。
ZX100の音楽管理ソフトとして「x-アプリ」を使用した場合、本体メモリーとmicroSDの
組み合わせでは使えないのです。例えば、曲のデータをmicroSDに直接転送できない(PCの
エクスプローラーからコピーは可能)。また、SDカードに入っている曲はプレイリストに
加えることができない等、使える機能に制限があるのです。

Media Go

しかし「Media Go」の場合は問題なし。本体でもSDカードでも、保存されている曲がどこで
あろうと楽曲を一括管理。プレイリストも自由自在。ただ、Media GoはPSPやXperiaでも
使えるマルチユースなソフト構造のせいか、PC内の様々な形式の音楽ファイルや動画データを
一気に取り込んでしまうため「自分のコントロール下で音楽データをすきっと一元管理したい」
音楽整理派にとっては、やや煩雑な印象があります。

音楽専用プレーヤー

今回NW-ZX100は、これまでのZXシリーズで採用してきたAndroid OSではなく、Aシリーズ
同様のウォークマン専用OSを取り入れました。本体操作の各ステップはすっきり短縮され、
何よりもバッテリーのスタミナがぐんと上がりました。Wi-Fi接続や画面タッチができないのは
若干戸惑いますが、音楽専用プレーヤーとして原点に戻ったその潔さが、スキッと気持ちいい!

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